もう5年、まだ5年

東北地方を大地震が襲った2011年3月11日。

我が家は、地震の40日ほど前に北関東から西日本に引っ越して来たところだった。

福島県には友人もいて、なかなか連絡がつかなかった あの日…ニュースから目が離せなくなった。

あの阪神淡路大震災の時は首都圏に住んでいた。その頃はテレビを持たない生活スタイルだったので、朝のニュースも知らず、出勤して初めて知って震えた。

震災2日後に神戸に入ったパートナーは1週間後に戻ってきたが、その後3日間体調を崩して倒れた。
あの倒壊した高速道路の近くに旧も住んでいたが、無事を確認できるまで随分時間がかかった記憶がある。

西日本に住むようになって、あれから時が流れた今も街のあちこちにいろいろな震災の記憶が残っていることを知ったけれど、東北に残る記憶と傷はそれ以上だ。

某ジャーナリストが 3.11のあの時刻に30秒間クラクション鳴らしたり、フライパンでも何でも叩き続けることで大震災を忘れないというアクションにしようと呼び掛けていたらしい。
主旨は分かるけど、行動としては違和感しかない。どれくらいの賛同者があったのか分からないが、もし近くに喧しくそうする人がいたら、私は黙祷してほしいと言うだろう。